こんにちはtorajiroです。
僕は以前プロボクサーをしていました。
現在は引退してから10年以上経つアラフォー親父ですが、腹筋は今も割れています(自慢)。
さぞかし体重管理に気をつけているのかと思われるかもしれませんが、全然そんなことはないです。
基本的に好きなものを好きなだけ飲み食いして過ごしています。
お酒も大好き。
結構飲みます。
でも体重はキープしており、腹筋は割れてます(再び自慢)。
自分の体重管理の方法は投資に通じますが、ベースはほったらかしです。
意識しないで普通に生活する中で痩せる。
これが出来れば体重管理は楽勝。
今回は投資に通ずるほったらかしのダイエット術を紹介させていただきます。
無理なダイエットにはリバウンドが待っている
ボクサーは試合に向けて減量します。
試合の1ヶ月前くらいから6キロくらい落とします。
これだけ聞くと凄いと感じるでしょうが、ボクサーの減量はリバウンドが前提のもので、最後は食事と水を抜いてお腹を空っぽにして計量の瞬間だけ体重を落とし、計量クリアしたらすぐにリカバリーに入ります。
計量の翌日には体重は3キロくらいは普通に増えています。
多い人だと試合当日に8キロとか10キロとか増やしてくる人もいます(嘘じゃないです)。
このリバウンド前提の減量と同じような方法でダイエットを実践している方が昔から多く散見されます。
「〇〇やったら3日でこんなに痩せた!!」
とかありますが、3日で減ったのは脂肪ではなく、体の中に蓄えられていた水分・老廃物です。
だから一瞬減ったように見えてもまた食べて飲んだら普通に戻ります。
また、昔のタレント本に書いてあるダイエット方法とか、糖質ダイエットとか、ああいったダイエットは短期間で成果を出していて一見すごいと思うかもしれませんが、長続きしません。
我慢を要する急ピッチなダイエットは一定期間を過ぎるとストレスが限界を超えて爆発します。
そして反動でバカ喰いし、体重が戻ってしまうことでモチベーションが下がり、元の状態に戻ってしまうのが常です。
意識的に行ったダイエット後のバーンアウト
ダイエットには色んな方法論が存在しますよ。
上述の糖質ダイエットだったり、朝食抜きダイエットだったり、デトックスだったり、脂肪燃焼のエクササイズだったり、ロングブレスダイエットだったり様々な方法論があります。
こうした方法を実践して一時的に成功する人はいても、継続出来る人は稀ではないでしょうか?
こうした意識的に行うダイエットは少なからず我慢や努力が強いられるもので、その分短期に成果を上げることは出来ますが、長続きさせるのが難しいです。
どこかのタイミングで意識がプツリと切れたらそこでさよなら。
投資に通ずるダイエットの鉄則
投資の世界において一番成功確率が高いのは長期の積み立てです。
短期に成果を上げようと、暗号資産に手を出したりすると、稀にドンと上がって儲かる時もありますが、同じかそれ以上の確率で下げてしまう事もあります。
僕も以前暗号資産のジャスミーコインを買ったら爆上がりしてテンション上がったことがあったのですが、そこで理性を失い買い増した後で爆下げして大損こいた経験があります。
投資においてこうしたリスク資産の取り扱いは、運用資産全体の多くても3割以内にしておいた方が良く、残りの7割以上は積み立て投資や不動産投資(これは賛否あるかな)等の長期の運用を前提としたものに投資すると良いと言われています。
積立NISAの年間上限内の金額で毎月積み立てていれば、そのままほったらかしで10年、20年の長いスパンで見ればほぼ確実に儲かる方法だと思います。
実際僕も投資信託でコツコツ積み立ててきた分は現在かなりのプラスになっています。
ダイエットもこれと同じで、意識して何かの方法論を実践するやり方は、一時的にうまく行っても我慢できなくて反動でリバウンドする可能性が高いです。
一方で、積み立て投資のように意識せず毎月一定額引かれて行くようなダイエット方法はほぼ無意識に行えるので長期で見ると成功確率が上がります。
ほったらかしダイエットの方法
では具体的にどういった方法であれば無意識にダイエット出来るのかを説明します。
自分では勝手にほったらかしダイエットと呼んでいるのですが、
まずは普段の生活の中でルーティンで行っている運動や、ルーティンで摂取している食事・ジャンクフードをリストアップします。
自分の場合、
運動であれば
- 通勤時の自宅から最寄りのバス停までの徒歩
- 職場の最寄り駅から職場までの徒歩
- 子供の習い事の送り迎え
- 週1くらいで腕立て腹筋
日常的に摂取する食事であれば
- 白米
- コーヒー
- 朝の菓子パン
- 食事に使う油
- 牛乳
こんな具合に。
そしてこれらの日々ルーティンで行っている活動について、少しずつ負荷を上げるようにします。
Before | → | After |
通勤時の自宅から最寄りのバス停までの徒歩 | → | バスから自転車に変更 |
職場の最寄り駅から職場までの徒歩 | → | 最寄り駅の一つ前で降りて歩く |
子供の習い事のお迎え | → | 自転車で迎えに行っていたのを走って迎えに |
週1くらいで腕立て腹筋 | → | YouTubeの筋トレ動画を週2本見る |
自宅から最寄りの駅までが遠いのでバスを使っていたのを自転車に変更することで消費カロリーアップの上に交通費削減。
職場の最寄り駅から職場までが400Mくらいのところ、一駅前で降りても800M程度と分かったので一駅前で降りて歩くように。これで消費カロリーアップ。加えて交通費削減。
子供の習い事のお迎えに自転車で行ってたのを走ってお迎えに行き、帰りは子供の自転車の横を並走。お互い自転車だった頃より会話が弾む。
週1くらいで腕立て腹筋からYouTubeの筋トレ動画を見るようにしたことで、自分でやるより追い込めるようになったし、色んな筋トレ系YouTuberに詳しくなった。
こんな具合にちょっと負荷が上がる方法に変えて、それが交通費面とかおまけのメリットがあるような形にすると、ルーティン化させ易いです。
食事についてもランチの白米の量を少なめにするとか、毎日飲んでいるコーヒーを加糖から微糖に変えるとか、毎朝食べてた菓子パンをお茶漬けに変える、牛乳を低脂肪に変える、油を体に良いものに変える等、この程度で十分なので、ルーティンで摂取しているカロリーを少しずつ減らします。
こうすることで消費カロリーが微増、摂取カロリーが微減で、この差分が積もり積もって気がついたら少しずつ痩せていきます。
ほったらかし7割、意識的なダイエット3割を目指す
このほったらかしダイエットの最大のデメリットはやっている実感が湧かず、成果も中々出ないことです。
「夏までに痩せようと思ったのにこれでは夏が終わってしまう。」
そんな状況もあるでしょうから、お勧めはほったらかし部分が7割、意識的に努力するダイエット3割。
これぐらいの比率でやってみてください。
多くの方が陥るダイエットの罠は3ヶ月ぐらいジムに通ったり食事制限してその後にバーンアウト。
残り9ヶ月は何もせず。
運動はジムでやるからその分今は温存しておこうと、ルーティンの運動量を減らしてしまい、バーンアウト後もその状態は変わらず。
こうなる事を防ぐために、ルーティン化してほったらかし状態の運動、食事制限は維持しつつ、やる気になった時は他のダイエットも実践してみるくらいの感覚で実践してみてください。
栄養補給には要注意
意識的にダイエットを実施する際に要注意なのが栄養補給です。
大抵の場合、運動量を増やした上に自己流で食事制限をしますが、そうすると知らぬ間に必要な栄養が補給出来ていない状態になり、思わぬ体調不良をもたらす事や、ストレスで日常のパフォーマンスが落ちてしまったり、反動が来たりと、食事制限には様々なリスクがつきまといます。
最近はダイエット時に不足しがちな栄養素を一気に補給できるようなサプリメントも出てきておりますので、食事制限をするのであればそうしたサプリを併用し、栄養不足のリスクは下げておく事をお勧めします。
基礎的な知識、運動習慣を身につける手っ取り早い方法
運動も食事も、我流だとどうしても遠回りになってしまうし、極端な事をして体を壊してしまう可能性もあります。
かくいう自分も、初めて減量をした時は炭水化物を減らし過ぎてしまい、減量中にそのストレスで甘いものをドカ食いしてしまった失敗がありました。
「炭水化物を取らない」といった極端なダイエットをしている方や、これまで運動をしてこなかったのでどういう運動をしていったら良いのか手探りという方は、初期投資はかかりますがパーソナルトレーニングで基礎知識を身につけておくと手っ取り早いし、失敗を繰り返さないかと思います。
まとめ
長文の記事になってしまったので最後に要点をまとめます。
- ダイエットも投資も基本はほったらかし7割。
- ほったらかしの方法はルーティンの運動や食事を洗い出し、少しずつそれらにおまけのメリットがあるような負荷を加える。
- 意識的なダイエットをする際もほったらかしの7割は絶対に崩さない。
- 意識的なダイエットをする際は栄養不足に陥るリスクがあるのでサプリメントで代替する。
- 運動・食事に全く知識がないようであればパーソナルジムで短期間に学んでしまうのも良い。
体が資本と言いますが、体調の良し悪しは日々の幸福度にも影響します。
無理なダイエットで心身の具合が悪くなってしまっては意味がないので、日々の生活の充実を一番に、無理のないやり方で実践してみてくださいね。