こんにちはtorajiroです。
先日、初めてプロレスを生観戦しました。
格闘技は好きで自分も昔ボクシングをやっていたのですがプロレスはほぼ知識ゼロ。
最後にテレビでまともに観戦した試合は小川直也と橋本真也。
当然ながら知っている選手も一人もいない状態で生観戦した体験談を紹介します。
先に一言で感想を申し上げると、期待を遥かに超える面白さでした。
生観戦のきっかけはこびとプロレス
なぜ今回何もプロレスを知らない状態で生観戦したかと言いますと、目的はこびとプロレスを観るためでした。
僕は現在こびとプロレスの復活を応援しておりまして、こびとレスラーのプリティ太田選手から「マスクBAR045の5周年記念大会『045 BAY ARENA vol.5』に出場する。」と情報が入ったので、生観戦の良い機会と思いチケットを購入しました。
初観戦したこびとプロレスがどうだったかについては長くなりますので別記事にまとめました。
▶︎こびとプロレス復活へ!!試合観戦で見えた新たなプロレスファン開拓の可能性
この記事では初のプロレス生観戦という点に絞って語らせていただきます。
生観戦前のプロレスのイメージ
プロレスに対するこれまでの僕のイメージは以下のような感じでした。
- 体の大きな人のぶつかり合い
- ちょっと野蛮
- なんかいつも怒ってる
- リアルファイトではないから見どころがやや分からない
- 実況があるから成り立つ
- 必殺技に意味あるの?
- 流血もあり子供にはあまり見せられないのかな?
でっかい人がお互い怒ってぶつかり合っているイメージがやや暑苦しいし、ガチンコで勝敗争うものでもないので強さの判定がしづらく、どういう視点で見たら良いのか分からない。
テレビは実況があるから盛り上がるけど、生観戦だと実況もなく黙々とぶつかり合っているだけであまり面白くなさそう。
流血もあるので、自分は良いけど子供には見せなくないと思う親が多そう。
とまあこんな感じで総じてネガティブなイメージを持っていました。
会場で観るよりはテレビで観る方が面白いだろうと生観戦前は思っていました。
プロレスを生観戦して気づいた魅力
ところがですね、いざプロレスを生観戦したところ、自分の評価は180度変わってしまいました。
一緒に小学校6年生の娘も観戦していたので、飽きて途中で帰ることになると思っていたのに3時間があっという間で、もう終わってしまったのかと試合後は少し寂しい気持ちにすらなりました。
どこがそんなに面白かったのか、順を追って説明します。
若手レスラーの迫力ある技の応酬
1試合目は若手レスラーの試合で、イケメンマッチョなレスラーばかりで、身体能力も高く技も派手で迫力満点。
女性ファンが熱くなりそうな試合でしたが、迫力ある技の応酬でハラハラしました。
「こんな激しい試合していたら体壊しちゃうよ。」と、選手の体が少し心配になる激しい試合でした。
「1発目でこんなの観ちゃったら後に続く試合はどんどんショボくなっていくだけなのでは、、、」そんな心配が頭をよぎる第一試合でした。
ベテランレスラーになってくると所作が完璧
2試合目の女子レスラーの試合も同じように衣装が派手で迫力ある試合でした。
そこから試合が進んでいくと、技の派手さはそのままに、経験豊富と思われるレスラーになればなるほど所作に無駄がなくなり完璧で、カリスマ性が漂ってくることに気づきました。
例えば、メインの試合で木髙イサミ選手が入場からリングインし、コーナーポストに登って腰掛けるまでの一連の動きに一切の無駄がなく、ただ入場する姿を見ているだけで鳥肌が立ちました。
プロレスの試合ってなんかもっとグダグダで怒ったりちょっとスベってるような感じがありましたけれど、会場で観たベテランレスラーの方々の所作は完璧でした。
レスラー同士意外と喋る、漫才みたい
試合中のレスラーは思った以上に喋っていました。
試合をしながら漫才もする。
プロレスラーは大忙し。
掛け合いのテンポも良くて笑いが絶えませんでした。
派手な技連発で体力消耗している中でもボケとツッコミが間髪入れずに。
頭の回転良くないと出来ないですよね。
リングサイドで待機している選手達も面白いこと言って野次ったり、後輩レスラーに絡んだりして常に観客を飽きさせませんでした。
会場の音は迫力が違う
会場で観戦すると人が叩かれたりリングに叩きつけられたりするリアルな音が会場中に響き渡ります。
ボクシングの試合は頻繁に観戦に行っているのである程度は分かっていた事でしたが、衝撃音は思った以上でリングが壊れるんじゃないかと心配になりましたね。
目の前での場外乱闘も臨場感があって非日常な体験でした。
技を受ける時のハラハラ興奮が半端ない
かつてプロレスがやらせと批判されていた時代、僕もプロレスに対しては否定的な見方をしていました。
特にあの技を受けるまでのタメに対して「絶対避けられるよね」という興醒めな気持ちでいました。
だがしかし、来ると分かっている大技を見事に受け切るまでの「来るぞ来るぞ〜」というハラハラはジェットコースターと同じで思いの外心地良かったです。
会場で観ると技の迫力も凄いし、ものすごい音が響くので、思わずこちらも声が漏れてしまいました。
空中戦はまるでサーカス
プロレスの大きな見どころの一つが空中戦。
リアルファイトと思ってこれをみると少し滑稽にも思えるかもしれませんが、会場で試合を見ているとリアルファイトかどうかなんて関係なく、一つのパフォーマンスとしてめちゃくちゃ楽しめました。
SUGI選手とRAICHO選手の空中戦は会場で見ていて興奮で腰が浮きました。
リングのロープの上走って飛び蹴りとか人間技とは思えませんでした。
感動したんで休憩時間中にサインもらって写真撮らせていただきました。
まとめ
プロレス生観戦の感想を一言で表現すると、
プロレスはバトルあり笑いあり迫力ありの最高のエンターテイメント
でした。
試合後の高揚感は格闘技の試合観戦後のようでもあるし、お笑いライブの後のようでもあるし、サーカスを観た後のようでもありました。
自分がこれまで生観戦してきたものに例えると、
ボクシングの試合と小島よしおのお笑いライブとボリショイサーカスの3つを同時に楽しんだような気分になりました。
これからプロレスが更にファンを拡大していく上で、エンターテイメントの側面はもっと押し出しても良いのかなと感じました。