こんにちはtorajiroです。
以前クラウドファンディングで「こびとプロレス再生プロジェクト」に寄付し、現在この活動を応援しております。
支援に至った経緯についてはこちらの記事をご参照ください。
先日、こびとプロレスを応援している関係で、こびとレスラーのプリティ太田選手から「マスクBAR045の5周年記念大会『045 BAY ARENA vol.5』に出場する。」と情報が入ったので、生観戦の良い機会と思いチケットを購入し、プロレス観戦デビューをしました。
初めて生観戦したプロレス興行についての感想は以下の記事にまとめておりますので、今回は初めて観戦したこびとプロレスの可能性について私見を述べさせていただきます。
▶︎プロレス素人が初の生観戦で気づいた魅力【045 BAY ARENA vol.5】
こびとプロレスは椿 ReINGzで復活予定
初めにこびとプロレスの現在地について簡単に。
こびとプロレスは冒頭で紹介したクラウドファンディングが470万以上の支援金を集めて大成功。
そして株式会社つばきHOLDINGS様がプロジェクトの運営主体となり、大田区に日本初のこびとプロレス専用の道場を開設し、新団体「椿 ReINGz(ツバキリングズ)」が設立されました。
先日僕もこの道場の見学に行ったのですが、秘密基地みたいな空間でめちゃくちゃテンションが上がりました。
例えるなら「僕らの七日間戦争」に出てきそうな基地感でしたね。
ここでトレーニングを積んで、椿 ReINGzで興行を開催することが次なる目標となっております。
そして興行が無事開催出来た暁には、自分もセコンドとして入らせていただく予定です(プロレス全然わからないけど)。
こびとプロレスを生観戦した感想
前置きが長くなりましたが、そんなこんなでマスクBAR045の5周年記念大会『045 BAY ARENA vol.5』に出場するプリティ太田選手とブッダマン選手の応援に行ってきました。

リングはこんな感じ。

淡々とブッダマン選手入場。

テンションアゲアゲでプリティ太田選手入場。
二人でどうやってプロレスを成立させるのか不安でしたが、試合は自分達の身体的特徴を笑いに変えながらテンポ良く進んで笑いが絶えませんでした。

技をかけようとしたら足が短くて掛からないとか。
レフェリーにひっくり返すの手伝ってもらおうとしたりとか。

シャッターチャンス逃しましたがちゃんとプロレス技の応酬もあって中々の見応えでした。
試合後にリング四方に大きな声で挨拶するプリティ太田選手が良かったですね。
一方の終始マイペースで淡々としていたブッダマン選手とのコントラストがまた漫才コンビみたいで面白かったです。
一緒に観にきた娘も楽しそうに笑っていたし、小さな子供でも楽しめる点はこびとプロレスの大きな魅力だなぁと感じました。
こびとプロレスで新たなプロレスファン開拓へ
今回初めてこびとプロレスを観戦して「子供ウケが良い。」という点を再確認しました。
我が家には小学生の子供が3人いるのですが、こびとプロレスを観に行くという話をしたら全員行きたいと乗り気になってくれました。
が、こびとプロレスは1試合だけで、残りは大きい人の試合だと伝えたところ、下の子2人は「恐いから行きたくない」と速攻で辞退。
仮に連れて行ったところで葛西純選手なんか見てしまったら泣いちゃってたかもしれません(笑)。
(自分も電車で隣の席に葛西選手が座ってたら泣くしかない。)
今の子供は昔と違ってテレビでプロレスを見る機会もないし、昔と比べると遊び内容はとても平和になりました。
闘いごっことかしないんです。
立ちションもしません(関係ないか)。
流血なんて刺激が強すぎてもっての外。
だから今の子供達は昔の子供のようにはプロレスをそのまま受け入れられないと思います。
それに親もプロレスは暴力的と見せたがらないでしょうし、そうなるとファミリーの選択肢の中から「プロレスを観に行こう」という選択肢は問答無用で除外されます。
でも、今回こびとプロレスというキーワードを出したことで、うちの妻も子供と観に行く事を了承してくれましたし、我が子3人もこびとプロレスなら観たいと言ってくれました。
結果的に下2人は大人のプロレスは恐いとついて来ませんでしたが、ついて来た長女はプロレス自体にどハマりして帰宅してからプロレスの面白さを弟、妹に熱く語っておりました。
以上の自分の体験から、こびとプロレスが入り口となり、ファミリー層をプロレスファンに取り込んでいける可能性が大いにあり得ると手応えを感じた次第です。
こびとプロレスの今後の活動予定
新たなプロレスファン層開拓の可能性を感じたこびとプロレスですが、団体として活動していく上ではファンを増やすと共に、選手を増やしていく必要があります。
そのための活動の一貫として、4月23日(土)に軟骨無形成症等の子どもを対象とした親子向けにイベントが開催される予定となっております。
イベントの詳細・参加方法はこちら。
軟骨無形成症の方は全国でも6,000人程のようでして、未来のこびとレスラー集めは簡単ではないでしょうね。
そして旗揚げ初興行も5月下旬で開催が決定しているとのことです。
正式発表は椿 ReINGzの公式サイトで近いうちに発表されるかと思います。
まとめ
初めて観戦したこびとプロレスで新たな市場開拓の可能性を再確認しました。
つばきHOLDINGS代表の大木信夫さんは、インタビュー記事の中でこびとプロレスの団体を立ち上げた理由について「そこにお金の匂いがするから」というギラギラしたコメントを残していましたが、需要がないものを作っても存続させる事は出来ません。
仮にこびとプロレスに潜在的な需要がなければ大木さんも団体を立ち上げようとは思わなかったでしょう。
社会にはこびとレスラー以外にも身体的なハンデ等で「夢はあるけどその場所がない」という方がたくさんいるのではないでしょうか。
こびとプロレスの取り組みが成功することで、もっと多様な表現の場を作っていこうという社会的ムーブメントが起こったら最高です。
例えばですけど、急性硬膜下血腫で現役引退を余儀なくされたボクサーが、VR技術の進歩の結果、VRボクシングの世界で頂点を極めるとか。
現実世界でそうしたドラマチックなストーリーが生まれるようなムーブメントの走りみたいな感じでこびとプロレスがブレイクしてくれたら支援者冥利につきますね。