こんにちはTorairoです。
MAZEKOZE(まぜこぜ)アイランドツアーという動画を2021年9月の頭に視聴しました。
こちらは東京オリパラ2020大会の文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」の主催プログラムの一つ、「共生社会の実現に向けて」をテーマとした映像作品だったのですが、障害を持った方も含めた多様なパフォーマーが様々なテーマの元に多様なパフォーマンスを披露する、とても刺激的なエンターテイメント作品になっていました。
オリンピックの開会式や閉会式に出演したパフォーマーの方がたくさん出演していたので、それ目的で視聴したのですが、この作品でこびとプロレス再生プロジェクトというものがある事を知りました。
中々面白そうな取り組みでしたので、実施中のクラウドファンディングで支援をしてみました。
支援の輪を広げるべく、そもそもこびとプロレスって何?というところから、クラウドファンディングの概要や、自分が支援した理由を紹介したいと思います。
こびとプロレスって何?
こびとプロレスとは、一言で言えば低身長症の方が試合をするプロレスです(そのまんま)。
かつて、1970〜80年代には、全日本女子プロレスの前座として試合が組まれたり、テレビのバラエティでも試合が放送されたりして人気を博していたそうです。
こびとプロレスは、ミゼットプロレスという総称で呼ばれており、YouTubeの動画でプロレスラーの谷津嘉章さんが当時のミゼットプロレスについて語っていましたが、アメリカでもかなりの人気があったそうです。
谷津さんの動画の中でSky Low Lowという選手の事が紹介されていたので、この選手の動画を見てみましたが、確かにコミカルで技も激しくて面白かったし、会場も大爆笑になっていました。
ちょっとクレヨンしんちゃんを見ているような気分になり、これは子供に人気出そうだなぁと直感的に感じました。
現在存続の危機
そんなこびとプロレスですが、現在日本で現役のこびとレスラーはわずか2名しかいません。
かつてはミスターポーンというリングネームのこびとレスラーを代表に、日本でもこびとプロレスはそこそこ注目を集めていました。
ミスターポーンさんはドリフの「8時だヨ!全員集合」にも出演したことがあったそうですが、「障害者を笑い物にするな」といった批判から、徐々に活躍の場を失っていき、選手の怪我や、リトルフランキーさんというミゼットレスラーの死去といった理由も重なり、こびとレスラーは徐々にいなくなってしまいました。
現在現役のこびとレスラーの一人は、上述のミスターポーンさんの息子であり、こびとプロレスを牽引してきたミスターブッダマン選手。
年齢はわかりませんが、80年代くらいから活動されている選手なので、もうかなりの高齢だと思われます。
そしてもう一人は舞台俳優としても活躍しているプリティ太田選手。
ルックスが光GENJIの諸星さんに激似です。
現在国内の現役選手はこのわずか2名となっており、存続の危機に立たされているという状況です。
クラウドファンディングの内容
現在こびとプロレスは、こびとプロレス再生プロジェクトという名のクラウドファンディングを実施しています。
具体的なクラファンの目的は、第一目標がこびとプロレスの道場をオープンすることで、そちらは支援金が集まりプロレスリングを購入できる事が決まったようです。
そして第二目標が「第1回こびとプロレスリボーン興行(仮)」開催で、そのために後継者育成のための練習環境整備等の支援を集めています。
- 純粋応援コース 3,000円 5,000円
- 【新デザイン先行販売】マスクコース 5,000円
- 「こびとプロレスを応援する会」入会コース 10,000円
などの支援があり、このどれかにしようと思っていたのですが、
【限定2名】セコンドコース 50,000円
というコースがあり、熟考の末、こちらのコースで支援させていただく事としました。
試合の際に入場からリングの上げ下げまで出来るようでして、そんな間近で関われることはこの先一生ないだろうと思いましたし、どうせやるなら自分も目立ちたいかなと。
クラウドファンディングの支援理由
以前、パンテーンのCMに出演している高橋尚子さんという車いすのバリアフリー活動家の方の記事を書いた際に、心のバリアフリーという考え方について学びました。
その際の記事はよろしければ以下をご参照ください。
▶︎高橋尚子さん(パンテーンCMの車いすのべっぴんさん)きっかけで心のバリアフリーを学ぶ
この心のバリアフリーという言葉が自分の心に深く刺さりました。
これまで何度も自分の一方的な思い込みで他者に対して壁を作ってきたんじゃないかと考えさせられたのです。
こびとプロレスのクラウドファンディングも、
- これまでこびとプロレスのこと詳しく知らなかったし
- 低身長症のこともあんまりわからないし
- 良く知らない自分が深いところに入って迷惑かけないかな
そういうことを考えて支援に躊躇している自分もいました。
でもですね、そうやって自分から壁作るんじゃなくて、
「相手のことをもっと知りたいと思って自分から入っていこう」と。
「一歩踏み出してみよう」と。
そう考えてみることにしました。
金額がでかいので恐る恐る妻にも相談してみましたが、爆笑で即OK貰えました。
この選択が吉と出るか凶と出るかは当日のお楽しみ!!
まとめ
そんなこんなでMAZEKOZE(まぜこぜ)アイランドツアーで知ったこびとプロレスの再生に貢献すべく、クラウドファンディングに参加しましたが、一体これからこびとプロレスはどうなっていくんでしょうね。
低身長症の方だけですと、人数にも限りがあるので、国外にも飛び出したり、他のハンディを背負ったレスラーの方々と協力したり、色々な選択肢も考えながら再生して行って欲しいですし、自分もそのために応援し続けたいと思います。
ということでまずはセコンドデビュー!!